私の悪い習慣を改めたら、

子どものお風呂嫌いが直った!

 

いくら言い聞かせても直らなかった、子どものお風呂嫌い。

その原因は、以外にもお母さん自身に――。

お母さんの自己変革を通して、

子どものお風呂嫌いが直った体験をご紹介します。

 

 

古谷 真美子さん(仮名・神奈川県) たつきくん(仮名・小2)

 

 

なんとか息子のお風呂嫌いを直したい

 

 八才になる一人息子のたつきは、友達と元気に遊ぶ明るい性格なのですが、「お風呂嫌い」には、いつも困っていました。

 普段は優しい主人も、お風呂に入らずに寝ているたつきを見ると怒り、どうにもならない毎日が数年続きました。

 

 ある日、幸福の科学の施設である支部の「八正道セミナー」という反省をするセミナーに参加したとき、自分の小学生の頃を思い出しました。

 

 それは、ある朝、私がいつまでも起きないので、祖母が母に「お前が起きないから子どもが起きない」と、怒鳴っている場面でした。

 

 母は、仕事で帰りが夜中になるので朝早く起きられませんでした。その母が、「お前が起きないから、私が怒られる」と、すごい剣幕で私を起こしにくるのです。それを思い出すと、悔しい思いが残りました。

 

 その二~三日後、たつきがまた「お風呂に入らない!」というので、ポロッと、「あなたが入らないと、ママがパパに怒られる」と言ってしまったのです。たつきはすごい怖い顔をして、布団にもぐってしまいました。

 

 ドキッとしました。私は、あのときの母と、同じことをしてしまっていたのです。

 

 お風呂嫌いはたつきの責任と考えていながら、私自身のことは、ずっと母のせいにしていた、都合のよい自分に気づいたのです。

 

  

子どもの突然の変わり様にビックリ

 

 さらに数日後、私がたつきに「何が一番嫌い?」と聞くと、「風呂」と答えました。「じゃあ、いちばん嫌いなことを先にやってしまえば、後で楽だと思わない?」と聞くと、「オレは、いちばんイヤなことを後でして、好きなことを先にやるんだ!」と、怒ってしまいました。

 

 その頃、幸福の科学の友人たちと、「朝起きられない」ことが話題となりました。

 

 私も起きられないので、なぜかと考えたら、イヤな洗い物と布団を敷くのを後に回し、夜の十二時ころまで引き伸ばして、寝るのが遅くなるからです。

 

 何と、イヤなことを後にして、好きなことを先にしていたのは私も同じだったのです。

 

 それからは、イヤなことを先に先にとやる様に努力しました。

 

 すると、ずっとお風呂をイヤがっていたたつきが、「お風呂沸いてるよ」と言うだけで入るようになったのです……。

 

 突然の変わり様に驚きました。

 

 その理由をたつきに聞くと、「体が汚くなるから」と言うだけなのですが、実は、しっかりと親を見ていて、(お母さんだってちゃんとしてないじゃないか)と、その矛盾を教えてくれていたのです。

 

 大川隆法先生の教え通り、「自分が変わることが子育ての出発点なんだ」と実感しました。同時に、「子どもも親を教育してくれているんだな」と分かり、感謝の念いで、子どもに接することができるようになりました。