コミュニケーション下手の息子が驚くほど変わった!

 

集団生活になかなかなじめなかった息子を根気強く支え、反省を親子の習慣としながら、成長させたお母さんの話です。

 

神田裕子さん(仮名)(埼玉県)・真人くん(仮名)


集団生活になじめない息子

現在、四年生の真人は小さい頃から人見知りが激しく、集団生活になじめませんでした。人の輪に入るのが苦手で公園に連れて行っても、いつも私にべったり。また、三歳児検診などの検診のたびに大泣きをするので、周りの人に迷惑をかけていました。

幼稚園では、みんなが給食を食べているのに一人で寝転がっていることもありました。

 

  「一体、どういうしつけをしているのかしら」 

 

私は、人にそう思われているのではないかと恥ずかしくてたまりませんでした。

 

就学時検診の時も、ずっと泣き続けている真人を心配した先生に、「いつもこんな風なんですか?」と聞かれました。

「すみません……」と謝りながら、私は(こんな調子で、真人はやっていけるの?)と小学校生活への不安でいっぱいでした。

 

小学校に入学してからも毎日のように泣いて帰ってくる真人。

話を聞いてみると、授業中にフラッと手を洗いに行ったり、突然イスから降りて床に座ったり、みんなと違う行動をとるので、それを友だちに冷やかされるようなのです。

同級生にバカにされて、軽いパニックを起こした真人が、相手の子を叩いてしまったこともありました。

 

 

親子で反省を習慣に

(このまま集団生活ができないと真人が困る)

 

私の中には、「目の前の問題と真正面から取り組まなければいけない」という思いが、日に日に強くなっていきました。

 

小学校での生活になじむには、まず、真人自身が集団生活のルールを守れるようになることが大切です。そこで、一日を振り返る時間を取って、私と一緒に反省をしながら少しでも改善していければと思い、なんとか工夫してみました。

 

その方法は、最初に一枚の紙を用意し、表には、大川隆法先生の絵本『しあわせってなあに』の全八巻分(現在は全四巻にリニューアル)のタイトル「明るく生きること」などを書きました。裏面には、真人と相談しながら、「友だちと協力する」「掃除をきちんとする」など学校生活で必要なことを八個くらい書き出しました。

毎朝その項目を真人が読み上げ、夜には、その項目が守れたかどうかを一緒に反省していきました。私は、真人に学校での友だちの様子を以前よりよく聞くようにしながら、先生や友だちに迷惑をかけたときには、「先生の話をちゃんと聞きなさい」とマナーを守ることの大切さを何度もくり返し教えました。

 

勉強も見てあげるように

意識して、勉強も見てあげるようにしました。机の横に座り、書きとりがうまくできたら「上手に書けてすごいね」と褒め、真人が勉強に苦手意識を持たないように気をつけるようにしました。

 

時にはイライラして感情的に怒りたくなることもあります。そういう時は深呼吸をして、心を落ち着けるようにしています。それでも怒ってしまった日は、夜に反省して繰り返さないように自分に言い聞かせました。

 

こうした日々の中で、私自身も自分を振り返る習慣ができてきて、自分が他人に対して厳しい面を持っていたことにも気づけたのです。

 

(私も成長していかないと……)

 

そう思った私は、PTAの役員や週に一回の読み聞かせのボランティアを引き受けることにしました。先生方や他のお母さんたちとのコミュニケーションが深まるにつれ、皆さんが真人のことを気にかけ、支えてくださるようになったのです。

 

友だちへの関心の芽生え

やがて、少しずつですが、真人が変わってきました。一年生の時は、友だちと遊べなかった真人。それが少しずつですが、他の子に興味を持つようになり、二年生頃から近所の子どもたちが誘ってくれるとついて行くようになったのです。

夜の反省も守れる項目が増えていきました。漢字検定と算数検定にもチャレンジし、合格賞を貰えました。このことも自信につながったようです。その後は、苦手な水泳なども友だちに混ざってがんばるようになっていきました。

 

(遅々とした歩みかもしれないけど、確かに成長している)と感じました。

次第に授業にも集中できるようになり、クラスで浮いてしまうこともなくなりました。

 

先日、真人が言いました。「今日、A君が休みだった。電話してみようかな」

 

真人からこんな言葉が聞けるまでになりました。

 

親子で成長したい

振り返ると、2年生の1学期に幸福の科学の総本山・未来館で受けた大川隆法先生の子ども時代を学ぶ研修を受けて以降、真人がすごく変わっていったと思います。

 

そこでは「友だちに信用される人になる」「努力の大切さ」の二つを学びました。

それまでの真人は、親への依存心が強く、すぐに「お母さん、どうしたらいい?」と言っていました。しかし研修を受けてからは、自分で努力するようになり、着替えや掃除といった生活面もしっかりしてきたのです。

 

大川隆法先生の経典『若き日のエル・カンターレ』の中に、「小さな成功体験を積み重ねていく」という言葉があります。

個人によって成長度合いはそれぞれ違います。私は、その違いを認めながら、親として教えるべきことをしっかり教えていくことが大事だと学びました。今は、小さな成功体験を積み重ねて自信を付けさせてあげれば、子どもは自分自身の力で立派に成長していけると実感しています。

 

縁あって親子として生まれた私たち。これからも創意工夫しつつ、母子で一つひとつの問題に取り組んで、共に成長していきたいと思います。